わたくしドラムを叩くのが趣味で、
長い間やっているんですが、最近ふと
『そーいえばドラムのスティックって木の無垢材だなあ』
と、すごく当たり前のことに気付きました。
『わたしを道具としてしか見てなかったのね!最低!!』
と、スティックの声が聞こえてきそうですが、
全くそのとおりで、道具としてしか見ていませんでした。
しかし、木造建築の仕事柄、木の無垢材に触れ合うことが
多く、知識もついたので、いったんそんなことに気づいてしまうと
無垢材でできているスティックのやつがにわかにかわいくなり、
思わず、すりすりしたり、嗅いでみたりしてしまいました。(うえっ)
今までは、スティックに使われている木の材種も何もわからず
興味もなかったのでなんとなく材種を選んでいたんですが、
でもそれって音楽の深さを楽しんでなかったんだなと今では思います。
スティックの木の材種のそれぞれの特徴を知ることでもっとひとつひとつの
音に意味を込められたなって。。
これは住宅にも言えることで、その素材がなぜ、そこで、このように使われる
のかを知ることで、ひとつひとつに命が吹き込まれるんだと思います。
自分たちのつくっているもの、奏でてるメロディーにより深い思いを
込めれるよう、日々様々なことに興味を向け勉強していきたいです。